書を持って旅にデヨ
2006年 11月 09日
友達の家にお邪魔した際に、立派な本棚の中にあるスペイン関係の本の中から
3冊本を借りてきた。その3冊が私の電車通勤時を、別空間に変えてくれた。
1冊目【バルセロナにおいでよ】 外尾 悦郎
ご存知の通り、ガウディ建築、サグラダファミリア教会で日本人彫刻家として石を彫
る違いのわかる彫刻家が書いたバルセロナ案内記。
(私の席の後ろの団子兄弟が揃って外尾氏のことを「最近の小説家」でしょ、、、と
決めつた、意外に知られてないのか?いや、彼らが知らないだけだろう・・)
といっても90年に発行された本だから、今のバルセロナとはだいぶ違う部分もある
けれどそれでも充分に私を一時の間向こうに引き戻してくれるだけの説得力がある。
彫刻家である彼なりの視点から見た紹介も面白い。
例えば美術学校。 ジョッチャとマッサーナ。
ジョッチャには知り合いの日本人が1人は彫刻科、1人は建築科に通ってる、ここは
入るときにカタランでのテストがある、でも入ってしまえば破格の値段で美術のお勉
強が出来るのだ。
そしてマッサーナ、マルクはようやく今年卒業。 ここは短期講座もあり、カタラン語
のテストを受けなくても入れるコースも用意されている。
ここは日本人率が高い、以前セラミックのコースに日本人の友達も通っていて私も
多少興味あり。 この前の旅行時に、近道する為この学校の中庭を歩いた。
絶対学生ではないであろう人たちが、ユルユルとした時間を送っていた。
いつか時間に余裕が持てたらバルセロナで美術の勉強をもう一度するのが、向こ
うでの夢の一つ。 学ぶということは永遠、そして何かを製作することも永遠なのだ
なぁ。
その他にも、彼の時に辛らつで時に深い愛情を感じるカタラン人・カタルーニャ地方
へのコメントが又面白い。 うかつにも電車の中でウルウルしてしまうことも。
あーーー、一気に読み終えてしまった。。。
2冊目【風の影 la sombra del viento】 カルロス・ルイス・サフォン
風の影公式ページ すごい!こんなのあるのね、感動~
まず、最初から読みやすい。 優しい文章に寝る前のベットでの読書はやばい。
それこそ寝るタイミングがとれなくなってしまう。
1945年、バルセロナ。
一冊の本をめぐり、少年ダニエルの未来と謎の作家カラックスの過去が交差する。。
まだまださわりしか読んでないのにこのドキドキ。
思い出すのはボケリア市場を通り過ぎる時に教えてもらった、柱の銃跡。
「これは内戦時のものだよ」スペインの内戦の傷跡は日々の日常のすぐ裏でひっそ
りと存在している。
そして旧市街地区を中心に広がる話の中で私は又もやランブラスの狭く古い横道を
ダニエル少年と歩いてる、、、自分のあまりの想像力に、電車の中で一人にやける。
こうやって私の中でバルセロナはいつまでもイキイキと輝いているのだ。
お得な性格でもあるなーとつくづく思う・・・
3冊本を借りてきた。その3冊が私の電車通勤時を、別空間に変えてくれた。
1冊目【バルセロナにおいでよ】 外尾 悦郎
ご存知の通り、ガウディ建築、サグラダファミリア教会で日本人彫刻家として石を彫
る違いのわかる彫刻家が書いたバルセロナ案内記。
(私の席の後ろの団子兄弟が揃って外尾氏のことを「最近の小説家」でしょ、、、と
決めつた、意外に知られてないのか?いや、彼らが知らないだけだろう・・)
といっても90年に発行された本だから、今のバルセロナとはだいぶ違う部分もある
けれどそれでも充分に私を一時の間向こうに引き戻してくれるだけの説得力がある。
彫刻家である彼なりの視点から見た紹介も面白い。
例えば美術学校。 ジョッチャとマッサーナ。
ジョッチャには知り合いの日本人が1人は彫刻科、1人は建築科に通ってる、ここは
入るときにカタランでのテストがある、でも入ってしまえば破格の値段で美術のお勉
強が出来るのだ。
そしてマッサーナ、マルクはようやく今年卒業。 ここは短期講座もあり、カタラン語
のテストを受けなくても入れるコースも用意されている。
ここは日本人率が高い、以前セラミックのコースに日本人の友達も通っていて私も
多少興味あり。 この前の旅行時に、近道する為この学校の中庭を歩いた。
絶対学生ではないであろう人たちが、ユルユルとした時間を送っていた。
いつか時間に余裕が持てたらバルセロナで美術の勉強をもう一度するのが、向こ
うでの夢の一つ。 学ぶということは永遠、そして何かを製作することも永遠なのだ
なぁ。
その他にも、彼の時に辛らつで時に深い愛情を感じるカタラン人・カタルーニャ地方
へのコメントが又面白い。 うかつにも電車の中でウルウルしてしまうことも。
あーーー、一気に読み終えてしまった。。。
2冊目【風の影 la sombra del viento】 カルロス・ルイス・サフォン
風の影公式ページ すごい!こんなのあるのね、感動~
まず、最初から読みやすい。 優しい文章に寝る前のベットでの読書はやばい。
それこそ寝るタイミングがとれなくなってしまう。
1945年、バルセロナ。
一冊の本をめぐり、少年ダニエルの未来と謎の作家カラックスの過去が交差する。。
まだまださわりしか読んでないのにこのドキドキ。
思い出すのはボケリア市場を通り過ぎる時に教えてもらった、柱の銃跡。
「これは内戦時のものだよ」スペインの内戦の傷跡は日々の日常のすぐ裏でひっそ
りと存在している。
そして旧市街地区を中心に広がる話の中で私は又もやランブラスの狭く古い横道を
ダニエル少年と歩いてる、、、自分のあまりの想像力に、電車の中で一人にやける。
こうやって私の中でバルセロナはいつまでもイキイキと輝いているのだ。
お得な性格でもあるなーとつくづく思う・・・
by shirasu-siesta | 2006-11-09 23:08 | VIVA☆東京生活