gazpacho a la japonesa
2005年 08月 07日
ガスパチョと私、意外とその歴史は長いのだ。
初めてスペインに旅行したのは、もう20年も前の夏(!)、母に騙されて夏のスペインを1ヶ月さまよったのだった。
マドリから始まり、トレド・セゴビア・グラナダ・セビリャを経て、マラガにたどり着いた。
コスタ・デル・ソル、ヨーロッパのバカンス地として昔から有名だったこの地は、当時もたくさん
の外国人でごった返していた。 白い浜のビーチではトップレスの女性達がたくさんあふれ、若かりし私はドギマギしてしまった。
そんな、暑いマラガで母が「ガスパチョを食べたい」と言い出した。
冷製スープ、今でこそ日本でも定着したけど、若かりし頃の私にとって冷たいスープなんてス
ープじゃあない!と少しひるんだ。
ガスパチョはトマトをベースにした野菜スープで、(イタリアと同様スペインの夏のトマトは大きくてミズミズしい!)まさに野菜をスープにして飲むと言っても過言ではないくらいの健康野菜スープなのだ。
初めて食べるガスパチョは不思議な味がした、でも暑いマラガでその冷たさは心地良いもの
だった。トッピングのキューリやピーマン・カリカリのパンが美味しさをアップさせる。
当時のその味はパエリャ・生ハムと並び、私の中でずっと忘れられない味となった。
一度、プヒ姉さんが家に遊びに来たときに、この懐かしの味にチャレンジした事がある。
材料をミキサーで細かくし、トッピングをつけて完成したが、暑いマラガの地で食べたガスパチョの味を再現する事は出来ず落ち込んだが、姉さんは美味しいといってくれた。
家庭料理なのだから、ガスパチョもパエリャもスペイン風トルティーリャ(卵焼き)もそれぞれの
味があるのだろうが、、、う~~ん、奥が深いのだ!
そんなガスパチョの話しを良くJ-sanからも聞いていた。
ただし、冬だったので「聞いていた」だけだった。
ので、去年の夏にバルセロナにいった時にどうしても家庭のガスパチョが食べたくて、J-san
に「ガスパチョを食べさせてくれい」と頼んだ。
ある日、私が居候していたピソにJ-sanさんが1リットルのボトルを持って現れた。 そしてマグカップにドドドとその液体を流し入れた。 「???」
いきなりのガスパチョの出現だった、簡単に言えば色気がなかった・・・・。
え、これどう飲むの? J-sanはそのままコップに入ったガスパチョをごくごくと飲み干した。
私も真似して飲んでみる、(まさにガスパチョだった)、でもねスープってスプーンで飲むもの
よねー、野菜の繊維がひっかるのかゴクゴク飲みにくい、、、しかもマグカップになみなみと!
実は結構飲むのに苦戦した、目を白黒させて飲み干した私のカップにJ-sanはもう一度ボト
ルのガスパチョを入れようとした。
おーっと、もうお腹いっぱい、ありがとう。 そう、スープは(特に冷たい)たくさんゴクゴク飲める
訳ではないのよ~~ん!! おいしいけど、なんだか私の思っていた感じと違う。
場所や雰囲気、食べるシチュエーションによってガスパチョはいろんな顔を持っている事に改
めて気づく私だった。
ある日のJ-sanが用意してくれた食卓。
スペイン風トルティーリャとパン・ガスパチョ・かぼちゃのスープ・・・・ってなんでスープ二つ?
この時も、たいぶ苦労して飲み干した思い出がある・・・・・
初めてスペインに旅行したのは、もう20年も前の夏(!)、母に騙されて夏のスペインを1ヶ月さまよったのだった。
マドリから始まり、トレド・セゴビア・グラナダ・セビリャを経て、マラガにたどり着いた。
コスタ・デル・ソル、ヨーロッパのバカンス地として昔から有名だったこの地は、当時もたくさん
の外国人でごった返していた。 白い浜のビーチではトップレスの女性達がたくさんあふれ、若かりし私はドギマギしてしまった。
そんな、暑いマラガで母が「ガスパチョを食べたい」と言い出した。
冷製スープ、今でこそ日本でも定着したけど、若かりし頃の私にとって冷たいスープなんてス
ープじゃあない!と少しひるんだ。
ガスパチョはトマトをベースにした野菜スープで、(イタリアと同様スペインの夏のトマトは大きくてミズミズしい!)まさに野菜をスープにして飲むと言っても過言ではないくらいの健康野菜スープなのだ。
初めて食べるガスパチョは不思議な味がした、でも暑いマラガでその冷たさは心地良いもの
だった。トッピングのキューリやピーマン・カリカリのパンが美味しさをアップさせる。
当時のその味はパエリャ・生ハムと並び、私の中でずっと忘れられない味となった。
一度、プヒ姉さんが家に遊びに来たときに、この懐かしの味にチャレンジした事がある。
材料をミキサーで細かくし、トッピングをつけて完成したが、暑いマラガの地で食べたガスパチョの味を再現する事は出来ず落ち込んだが、姉さんは美味しいといってくれた。
家庭料理なのだから、ガスパチョもパエリャもスペイン風トルティーリャ(卵焼き)もそれぞれの
味があるのだろうが、、、う~~ん、奥が深いのだ!
そんなガスパチョの話しを良くJ-sanからも聞いていた。
ただし、冬だったので「聞いていた」だけだった。
ので、去年の夏にバルセロナにいった時にどうしても家庭のガスパチョが食べたくて、J-san
に「ガスパチョを食べさせてくれい」と頼んだ。
ある日、私が居候していたピソにJ-sanさんが1リットルのボトルを持って現れた。 そしてマグカップにドドドとその液体を流し入れた。 「???」
いきなりのガスパチョの出現だった、簡単に言えば色気がなかった・・・・。
え、これどう飲むの? J-sanはそのままコップに入ったガスパチョをごくごくと飲み干した。
私も真似して飲んでみる、(まさにガスパチョだった)、でもねスープってスプーンで飲むもの
よねー、野菜の繊維がひっかるのかゴクゴク飲みにくい、、、しかもマグカップになみなみと!
実は結構飲むのに苦戦した、目を白黒させて飲み干した私のカップにJ-sanはもう一度ボト
ルのガスパチョを入れようとした。
おーっと、もうお腹いっぱい、ありがとう。 そう、スープは(特に冷たい)たくさんゴクゴク飲める
訳ではないのよ~~ん!! おいしいけど、なんだか私の思っていた感じと違う。
場所や雰囲気、食べるシチュエーションによってガスパチョはいろんな顔を持っている事に改
めて気づく私だった。
ある日のJ-sanが用意してくれた食卓。
スペイン風トルティーリャとパン・ガスパチョ・かぼちゃのスープ・・・・ってなんでスープ二つ?
この時も、たいぶ苦労して飲み干した思い出がある・・・・・
by shirasu-siesta | 2005-08-07 13:53 | スペイン偏り情報