月の夜にグラナダを想う
2005年 08月 19日
月がまん丸になってる。
今日か、明日が満月なのだろう。
満月と言えばグラナダでのホームステイを思い出す。
ケチで感じの悪い鼻毛の出たセニョールのいた、マンションの一部屋に私は2週間寝泊りしていた。 部屋にはクローゼット、勉強机、ベット、ごみ箱、小さな棚。
私のいない時間に、アイパーで料理の上手な感じの良いセニョーラが掃除をしに出入りしていたので、まったくプライベートの、といったスペースではなかったけど、ホームステイしてたのだからしょうがない。
夜ご飯はついてないので、買い置きのパンや、缶詰、買ったお惣菜をその部屋でほそぼそと
食べたり勉強したり、シエスタしたりした。
スペインの家庭にあまりカーテンを見た事がない。 ベランダから大きなビニールシートみたいなので日をさえぎったり、ブラインドのようなもので目隠しっぽくするのだろうか。
そしてその部屋で私はよく夜中に目を覚ました。
ふと、真夜中に目が覚めるのだ。 最初はなぜだかわからなかった。
その日も夜中に目を覚ました、そして無意識にまぶしいなーと思った。
小さな窓からギラッと光る月が覗いていた、、、、そうだ、決まった時間に目が覚めるのは、丁度
窓枠内に月が移動して私を光で叩き起こしていたのだった。
それにしても満月の月は明るかった。 月の光で目が覚めるなんて少しカッコイイなんて、思ったけど翌日の授業中に鬼のような眠気が襲ってきた・・・・
バイトからの帰り道、まん丸の月を見てグラナダの夜を思い出す。
スペインまであと1ヶ月
by shirasu-siesta | 2005-08-19 00:43