真珠の耳飾の少女 Girl with a pearl earring
2006年 05月 04日
フェルメールの有名な「真珠の耳飾の少女」を題材にした小説を元に映画化した作品。
作品を前にして、その背景を想像する。
誰もが多分一度以上はしたことがあるはず。
モデルとの関係、状況、そして作者の精神状態。 でも私が作品を見るとき、あまりそ
ういった背景は想像しない。
どちらかというと、その時の第一印象を感じ、その世界に入り込んで・・・・
なーんて語ってはいけませんねーーー、ひとそれぞれ絵画や映画には見方があると言
う事ですねー。
特に印象的だったのは主役の彼女の肌の白さ。
若いドイツ人の子でこんな風に透き通るような肌を持つ子がたまにいる、それでも何故、
彼女たちは肌を焦がしたがるのか???
日本人には理解出来ませんねえ。
ビーチに行った翌日にはあんなに白かった肌が恐ろしいくらいにこんがり色に変わって
る。 となりの女の子の腕はしみだらけ・・・・ それでもかまわず、ビーチに通い続ける
彼女たちに美白神話ってないのかしら、日本人が白人に憧れてるだけ?
そばかす・しみは本当に怖くないのだろうか???
あ、、、また横道に大それしている。
最近絵を観に行ってないな。 最後に行った美術館は・・・・
バルセロナのMACBAとCCCB、現代アートを「訳のわからない作品を現代アートと言
うんでしょ」と言った男の子がいる。 何となく言いたい気持ちはわかるけど。
フェルメールの作品を見ればきっと彼は、「これならわかる!」と思うのだろうか。
フェルメールの作品は本当に色の使い方がキレイだなあと、今回の映画を通して思っ
た。 そしてもっと彼の作品を目の前で見てみたいという気持ちにも。
静かで強い意志を感じさせるような映画でしたよ、私の個人的感想です。
by shirasu-siesta | 2006-05-04 14:11 | インドア趣味